飲食店舗を経営したいと思っている人は、たくさんいると思います。自分がトップに立って店舗を運営するという姿に憧れを抱くのはもっともでしょう。しかしながら、ゼロから店舗をオープンさせることは、とても難しいことです。店舗のサービスやレイアウトなどはもちろん、仕入れルートの確保や、広告宣伝の実施など、すべてを自分自身の手によって考えることは、やりがいがある反面、とても骨が折れる作業でもあり、またどこか一つでも方法を間違ってしまうと、たちまちすべてがうまく行かなくなるリスクも兼ね備えているのです。

そこで、フランチャイズという出店方法が人気を集めています。これは、いわゆる「本部」と呼ばれる会社から、店舗の名前や商品内容の使用権を認めてもらったり、購買や広告などのサポートをしてもらったりと、いわゆる店舗運営のノウハウを提供してもらう方法のことです。出店者は、その見返りとして加盟金やロイヤリティを「本部」に支払う契約となっています。ゼロからさまざまなことを考える苦労や、まったく新しい飲食店を出店するリスクを回避しながら、自分の店舗を開業できるとあって、フランチャイズを選ぶ人も少なくありません。

また、もしフランチャイズの店舗を辞めたいという場合でも、店舗の造作をそのままにして、居抜きという形で売却や譲渡をすれば、次にその店舗を買取りする人は、ゼロからの内装工事を行うこと無く、すぐにまたフランチャイズでの出店をすることができるのです。