軽飲食とは?
「軽飲食とは?」に関する用語説明のページです。
軽飲食とは、よく重飲食との対比で使われることの多い言葉で、臭いや煙が出にくい飲食店の業態のことを指しています。
一般的には、カフェなどの業態を指して軽飲食と言うのがほとんどで、これらの業態では特別な厨房設備を必要とせず、ごく標準的な飲食店店舗であれば営業を行うことができるという特徴があります。
軽飲食の業態であれば閉店に際しての手間もそれほどかからず、すんなり売却できるという特徴もあります。
一方の重飲食には焼き肉や焼き鳥、ステーキや天ぷら、中華料理やラーメンなどが挙げられていますのでイメージがしやすいような印象がありますが、一般的なイメージで軽飲食と思われがちな業態でも実は重飲食に分類される場合が結構あります。
例えば、ファストフードの代表であるハンバーガー店を軽飲食と考えている人が少なくありませんが、実は重飲食に分類されます。
というのもハンバーガー店においては、パテを焼くことで臭いが発生しますし、フレンチフライを揚げるのに大量の油が必要となります。
そのため、しっかりした排煙設備やフライヤーなどのインフラが整備されている必要があります。
一方、油をほとんど使うことのないサンドイッチ専門店であれば、軽飲食に分類されます。
また、そばやうどんなどの日本のファストフードの業態も、重飲食になります。
麺を茹でるために大量のお湯や水が必要になりますし、かき揚げや天ぷらを揚げるために大量の油を使用するからです。
このように、料理や食材の印象で判断するのではなく、調理を行うためになくてはならない設備を思い浮かべることが大切です。