飲食店の経営を円滑に行うためには、きちんとした資金繰りが必要です。
資金繰りとは、店舗運営において、入ってくるお金と出ていくお金の動きを把握しながら、出ていくお金の方が多い時には適切な借り入れを行ったりすることで、店舗運営のためのお金が足りなくなることのないようにバランスを取ることを言います。

新たに飲食店を立ち上げようとする際の資金繰りには2つの側面があり、1つが開業までに必要になるイニシャルコスト、もう1つが飲食店の開業後に必要となるランニングコストです。

イニシャルコストには、店舗物件の取得に関わるさまざまな費用が含まれます。
物件自体に対しての費用や内装・外装工事費用、空調・電気工事、什器や調理器具の購入費など、実にさまざまな費用が必要になります。

ランニングコストには、賃貸物件であれば毎月の賃料や共益費、店舗スタッフの人件費、食材などの費用、グルメサイトやチラシなどの広告宣伝費、消耗費などがあります。
こちらは店舗の運営規模を決めることでシミュレーションを行うことができるため、適切な資金繰りを行うことができるようになります。

つまり、飲食店の資金繰りを適切に行うためには、イニシャルコストをどこまで抑えることができるかがポイントとなります。
なかでも店舗物件の取得費用が一番高額になりますので、店舗閉店に伴って居抜き状態で売却されている、居抜き物件を取得することでイニシャルコストを抑えることができます。