客単価とは?
「客単価とは?」に関する用語説明のページです。
客単価とは、飲食店店舗において、1人あたりのお客さまが支払う価格の平均のことを言います。
飲食店業界にはさまざまな業態がありますが、それぞれの業態によって客単価の相場は異なります。
まず、ラーメン屋における客単価とは、ラーメン1杯の価格とほぼ同じです。
つまり、そのラーメン屋の売りとされるメニューの価格が、想定される客単価となります。
もちろん、その店舗がラーメンを単品で販売するのか、餃子やチャーハン、唐揚げやビールなどのサイドメニューを充実させるのかによっても客単価は変わります。
単品メニューよりもサイドメニューを充実させることで客単価は上がりますが、一方でお客さまの店舗における滞在時間も長くなります。
結果として店舗の回転率が下がってしまいますので、客単価を上げることですぐに売上アップにつながるとは限りません。
また、居酒屋における客単価の出し方としては、人気のあるメニューの価格帯を6倍にすることとされています。
つまり、400円台のメニューがよく出る想定であれば2,400円、500円台であれば3,000円が想定される客単価となります。
寿司屋や焼鳥屋であれば、1貫あるいは1串あたりの価格の20倍とされており、1串200円の焼鳥屋であれば、客単価は4,000円となります。
ある業態で経営されてきた店舗が閉店することで売却され、居抜き物件として購入してそれと同じ業態で経営を行うとなった際、前の店舗における客単価を引き継いで経営のシミュレーションを行うのが一般的ですが、提供メニューの工夫と改善を行うことで、客単価を上げることが可能です。