重飲食とは?
「重飲食とは?」に関する用語説明のページです。
設備が綺麗でしっかり揃っている重飲食の居抜き店舗は人気です。
飲食店の業態において、焼肉、焼鳥、カレー、中華、ラーメンなどの業態は主に重飲食と呼ばれます。
重飲食に関する厳格な定義はありませんが、これらの業態に共通している、煙・匂い・油が発生しやすく、厨房の防水設備やダクト設備が必要不可欠な業態です。
飲食店のテナント募集広告の中には、重飲食を避けて募集を行っているケースが見られますが、それは以下のような理由に基づいています。
1. 近隣とのトラブル
煙や匂いのトラブルを避けるため、重飲食を敬遠する傾向があります。
ビル自体は重飲食が可能であっても、近隣からのクレームを心配して重飲食を受け付けない家主さまもいらっしゃいます。特に上層階に住居がある場合は、煙や匂いでトラブルになりやすく業態が限られる場合は多いです。
2. 重飲食が対応できる設備機器が必要
厨房床の防水、ダクト(吸排気システム)、グリース・トラップ(排水システム)などのインフラがきちんと整備されていないことで、水漏れ、ダクト火災、配管の詰まりにつながるケースもあります。
プラス面としては、すでに重飲食業態で家主さまから承諾を貰っている店舗は、業態が原因のトラブルなどがなければ次も重飲食の承諾を貰いやすいと言えるでしょう。軽飲食から重飲食に変更するには設備費用も膨大になります。重飲食の業態で開業したい方には人気があるので居抜きを高額で売却できる可能性も高まります。