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間口とは?

「間口とは?」に関する用語説明のページです。

間口とは、飲食店店舗の入居している複合ビルなどの建物において、建物のメインとなる方向から見た場合の、建物の幅のこと。
「スパン」「フロンテージ」とも言われます。一般的には通りに面している部分の店舗の長さのことで、かつては「尺」の単位(尺貫法)で測られていました。
「1間=6尺」と決まっているので、メートル法に直すと「1間=1.82m」です。間口について「3間半」という表現を聞いたことがありませんか?
この場合、通りに面している長さが6.37mということになります。
建物を建てる場合、道路と接する間口は2m以上確保することが建築基準法で決められていますので、基礎知識として覚えておきましょう。

間口が広いメリットは?

間口の広さによって店舗の運営には少なからず影響があるとされています。その理由の一つが、間口部分はいわゆるその店舗の顔となる部分であるからです。顔が大きければ大きいほど視認性が高まりますし、それだけ通行人にアピールすることができるようになります。

壁面を利用した壁面看板を使用する際には、間口が広ければそれだけ大きな面積の看板を設置することができます。複合ビルに設置される壁面看板には、店舗の所在階数をアピールする働きもありますので、間口が広い店舗の方が、一つの看板設備だけでもより効果的な宣伝力を有することになります。通風や採光に優れている点もメリットですね。

また、間口部分にガラスを多用した店舗がよく見られますが、これは外から店舗の内部を見ることによって、実際に食事を楽しんでいるお客さまが新たなお客さまの呼び水になることと、より店舗に入りやすくするための心理的効果にもなっています。このように、間口が広いことによって店舗運営にあたっての色々な戦略を行うことができます。

一方、間口が狭い場合は「うなぎの寝床」「フロンテージ・セーブ型」などと言われますが、間取りの選択肢が限られてしまうのが難点です。デメリットはありますが、通りからの視線を受けにくく、プライバシーを確保しやすいという特徴も持っています。隠れ家的な店舗にしたい場合は、選択肢に入れても良いでしょう。

間口が広い店舗は売却時にプラスに働く

間口が広い店舗であれば、いざ閉店して売却するとなった時でも、より良い条件で売却ができる可能性が高くなります。
店舗内の造作や厨房設備、什器などが多く残された売却物件であれば、よりイニシャルコストを抑えることができますので、さらに人気が高まります。

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