冷凍ストッカー
飲食店を閉店し、居抜き店舗として売却する際には、シンクや焼き台だけでなく、食品を保管するための設備にどのようなものが揃っているのかも重要です。
保管のための設備が充実している方が、より高額で売却することができますので、閉店する店舗をお持ちの方は、自分の店舗にどのような設備があるのか見回してみましょう。
ここでは、飲食店買取りJPのサービスを利用して、冷凍ストッカーのある居抜き物件を高額で売却するポイントについてご説明します。
お刺身や海鮮などの鮮度を大切にした食材の保管が必要な業態では、超低温タイプの冷凍ストッカーが人気ですので、売却の際にも、高額査定の出る場合があります。
一般的な冷凍ストッカーは、庫内の温度をマイナス20℃~マイナス5℃で設定できるのに対し、超低温冷凍ストッカーでは、マイナス50℃までの設定が可能です。
これだけの低温環境であれば、まぐろやカニ、エビ、馬刺などの高級食材を保存する際にも、一気に冷凍させることでうまみを逃しにくく、さらにマイナス50℃で冷凍することで、食材のタンパク質が酵素で分解されることによる味の劣化や、脂質が酸化することも防止することができます。
微生物も生存しづらい環境ですので、食材の品質を落とすことなく衛生的に、長期保存が可能です。
一般的な冷凍庫では実現できない環境を作り出すことができるので、売却の際には高額取引になるケースが少なくありません。
また、冷却方式の違いによっても、査定の際に評価が異なります。
一般的な冷凍システムは、庫内奥の壁面に設置されている冷却ファンが回転することで、庫内の冷気を循環させる方式になっています。
しかし、このシステムでは、ファンからの冷風が直接食材の表面に当たってしまうことで、食材の水分が蒸発し、味の劣化を招くことにもなりかねません。
さらに、庫内に自動霜取り装置が設置されていると、霜を落とすために一時的に庫内の温度が上昇することで、食材に好ましくない影響が及ぶこともあります。
一方、壁面自身が冷却されることで、庫内の温度環境を管理する壁面冷却無風式システムを搭載している冷凍ストッカーであれば、食材に冷風が当たることもなく、霜取りを頻繁に行う必要もありませんので、庫内環境の安定化と食材品質を長期にわたって維持することができますので、より高い金額での売却が可能です。
独自のインバーターの搭載により、外気温と庫内温度のバランスを調整しながら効率的に冷却を行うことで、電気代の節約が行えることも人気の理由の一つです。
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