リースとレンタルの違いを知ろう!飲食店にとって良いのはどちら?
【目次】
1.リースとレンタルの違いは?
2.リースとレンタルの違いを比較
3.リースとレンタルの違いから学ぶ!飲食店はどっちがお得?
4.まとめ|リースとレンタルの違いから利用を考えよう
飲食店の開業や運営をするのに欠かせない設備や道具、揃えるのは大変ですよね。
すべて購入すると、膨大な金額がかかってしまうため、リースやレンタルを検討する人も多いでしょう。
設備のコストを抑えるために利用したいリースやレンタルですが、なにが違うのかご存知ですか?
それぞれの特徴を知らずに契約してしまうと、ムダなコストが発生する可能性があるので要注意!
今回は、飲食店の経営で知って欲しいリースとレンタルの違いについて、詳しく紹介します。
リースとレンタルの違いは?
飲食店の多くは、経営に必要な設備や道具のリースやレンタルを活用しています。
2つのサービスはどちらも「借りる」という意味は同じですが、契約内容や料金などに大きな違いがあります。
それぞれの特徴やメリット・デメリットをチェックしておきましょう。
リースとは
リースとは、飲食店経営で必要な設備や道具を、リース会社に代理購入してもらうことです。
例えば、飲食店に欠かせない業務用冷蔵庫やガスコンロなどといった設備。
すべて購入する場合、100万円以上の出費となり、多額の初期費用を用意しなくてはいけません。
リース会社が用意した中から利用したい設備道具を選ぶのではなく、飲食店側が欲しいメーカーや種類などをリースしてもらうため、レンタルと違って幅広い道具を借りられます。
また、リース契約後に同じ設備道具を使いたい時は、今までのリース料金よりも安い費用でリースできる「再リース」や、リースした設備道具の「買取」ができます。
メリット | ・リース契約期間が長い(平均5年) ・レンタルよりリース料金の方が安い ・新品や最新設備をリースできる ・銀行の融資をせずにリースできる(所有権はリース会社) ・リースは固定資産に含まれない |
デメリット | ・リース契約するには審査が必要 ・原則、中途解約はできない ・メンテナンス費用の負担は飲食店側 ・リース会社によって厳しい買取条件がある |
レンタルとは
レンタルとは、レンタル会社が保有する飲食店向けの設備道具の中から選んで、月々一定額の費用を支払って借りることです。
ビデオレンタルショップやレンタカーと同じ仕組みで、飲食店で使う道具は月々お金を支払っても自分の物になりません。
その代わり、保有者はレンタル会社なので、トラブル時の対応や費用負担がないのが特徴的です。
レンタルはリースと違い中途解約はいつでもできますが、契約期間が終わると利用していた設備道具の返却が必要です。
メリット | ・レンタル期間が短期から可能(最短1日など) ・中途解約はいつでも可能 ・設備道具の故障は基本的に無料交換 |
デメリット | ・レンタル会社によって保有物が違う ・レンタル品は基本的に中古 ・中長期のレンタルはリースより料金が高い ・リース料金は経費処理が必要 |
リースとレンタルの違いを比較
リースとレンタルはどちらも物を借りる方法ですが、設備道具の所有権や保守・修理の負担者、会計処理などで大きな違いがあります。
それぞれの違いをわかりやすく解説するため、比較表にまとめました。
リース | レンタル | |
設備道具の所有権 | リース会社 | レンタル会社 |
設備道具の種類 | 多い ※飲食店側が希望する物 | 少ない ※レンタル会社側が定める物 |
設備道具の状態 | 新品または中古 | 中古が多い |
契約期間 | 平均5年 | 最短1日から |
料金 | 物件価格×リース料率 | 一定料金 |
中途解約 | 不可(原則) | 可能 |
トラブル対応 | 飲食店側 | レンタル会社 |
会計処理 | 資産計上 | 経費処理 |
契約期間終了後 | 再リースまたは買取 | 返却(原則) |
リースは原則、中途解約できないため、飲食店で必ず必要な物を借りる必要があります。
2つのサービスは契約上、大きな違いがあるのでよく考えて利用しましょう。
リースとレンタルの違いから学ぶ!飲食店はどっちがお得?
リースとレンタルの大きな違いは、借りられる設備道具の種類やメンテナンス時の対応です。
リースは、好みのメーカーの選択や新品の設備道具、最新仕様モデルの利用が可能です。
一方、レンタルは最短1日からとお試し感覚で設備道具を利用できるので、本当に活躍するか判断する時に便利なサービスです。
2つの特徴を踏まえて、飲食店にとってお得なのは状況によって違います。
どちらで契約するべきか悩んだ時は、次の表を参考にしてください。
リース | ・開業に伴い設備導入の資金が不足している ・たくさんの設備導入が必要 ・中長期でさまざまな設備道具を利用したい |
レンタル | ・設備道具の購入を検討している ・万が一のトラブルによる負担が心配 ・中古品の設備道具でも問題ない |
まとめ|リースとレンタルの違いから利用を考えよう
リースとレンタルは、借りられる設備の種類や状態など大きな違いがあります。
どちらも飲食店にとって費用を抑えて道具を揃えられるので、メリットは大きいでしょう。
ただし、利用する期間や保守・修繕時の対応などでサービスのメリット・デメリットが違うため、飲食店にとって最適な方を選ぶ必要があります。
それぞれの特徴をよく知って上手に使い分けることで、利益率アップにもつながるでしょう。
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