簡単に始めるブランディング。ポジショニングマップを活用しよう。
ポジショニングマップって皆様ご存知ですか?
ご存知のかたは読み飛ばしてもらって結構です。
珈琲で言ったらこういうのです。
これを作っておくと店舗の目指すべき場所が明確化されます。
その方法とは・・・
1、自分の店舗と競合しそうな相手をリストアップして下さい。
2、消費者の視点にたって競合すると思われるものをリストアップします。
例えばメニューであったり、価格であったり、空間であったり、人であったり。
固く固執した視点に捉われず、ニーズの代替商品にまで視野を広げ、
自分の店舗とマッチする競合を抽出するのです。
3、次は消費者がそれぞれの商品を選ぶ理由、メリットを書き出します。
思いつくままに書きだすのがコツです。
その場ですぐ判断せず、ひとまず頭に浮かんだものは思いつくまま自由に紙の上に書き出します。
連鎖的に出てくるものもあると思いますよ。
4、書き出したメリットを踏まえて、お客様が商品を選択するのに最も決定的な要素を二つ抽出します。
複雑に入り組んだ市場をどんな枠組みで整理するかをきめる大変大切な作業で、手順2でどれだけ書き出せたかが大きく鍵を握ります。
「いかに差別化し収益をあげるか」という問いに対して、どのような視点で市場を整理するのか「切り口」はたくさんあります。
しかし、当然ながら、それらの要素は単なる差異だけでなく、消費者にとって価値を持つものでなければ意味をなしません。購入決定要因(KBF)を抽出する必要があります。
多くの場合、「価格」が片方の要素となりますが、消費者の立場に立って、消費者が何を望んでいるのかを客観的に見極め、
マーケティングの3C(Customer顧客、Company自社、Competitor競合)や4P(product製品、 price価格、 place流通、 promotion販促) を参考に要素を抽出しましょう。
次にポジショニングマップを作成します。
要素を二つ抽出できたら、紙の上に大きく「+」のように中央で交わる縦の線と横の線を引きます。
そして一つの要素を縦軸に、もう一つの要素を横軸に置きます。
「価格」を縦軸に置いたなら、上に行けば「高い」下に行けば「安い」「品質」を横軸に置いたなら、右に行けば「豪華」左に行けば「チープ」といった具合に描きます。
最後は、抽出した要素2つをもとに、二要素のバランスを見ながら競合相手や自店に該当する部分に印をつけて(マッピングして)できあがりです。
これだけたくさんの店舗が市場で存在感を確立するためには、
消費者が価値を感じるところに資源を投入し、
それ以外の部分に資源を投入するのは避ける事が効率的です。
ポジショニングマップを作成して
穴場を探し、独特な店舗作りを行いましょう。
ライバルが少なければ、それだけあなたの店舗は、繁盛店になりやすいのですから。
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